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臨場 - 横山秀夫

臨場 (光文社文庫)臨場 (光文社文庫)
(2007/09/06)
横山 秀夫

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ここ最近毎週楽しみにしていたドラマの臨場ですがついに終わってしまいましたorz
非常に残念と思いつつも原作を読めばいいじゃないかと思い直してみて読んでみました。

小説とドラマの各キャラクターの相違点等は wikiを確認してもらえればと思いますが、
久しぶりに原作を凌駕したと思えるドラマだったんだと思います。

小説版の倉石のイメージはもっとひょろ長くてクール、イメージ的には内野聖陽よりも
どちらかというと亡国のイージスの時みたいな中井貴一のイメージでした。

感覚的には正反対のキャラなので普通であれば違和感があると思うのですが
不思議と違和感がない。
ドラマの後に小説を読んだのもあると思うのですが、あの熱いキャラがドンピシャだと思います。

ものすごく内野さんのファンになりました。
妻に聞いたところ内野さんはドラマより舞台を重視されているようなので一度見に行ってみたいと思います。

なんかドラマの話ばかりになりましたが、小説は、、、7.5点ってところで。
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第三の時効 - 横山秀夫

第三の時効 (集英社文庫)第三の時効 (集英社文庫)
(2006/03/17)
横山 秀夫

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妻が読んだのですが非常によかったと進められたので読み始めました。

で、これはすばらしい!。
読みはじめからグイグイと引き込まれて行きます。
「理詰め」の一班朽木、公安上がりで「冷血」と呼ばれる二班の楠見、「カン」を重視の三班村瀬の
各自の強烈な個性が複雑に絡み合ってストーリーの重厚さをよりすごいものにしていると思います。

いろいろと刑事物は読んでいますが、ここまでリアルに感じられるのもなかなか無いと思います。

短編集なので気楽に読めるのもよいですね。

で、気に入った小説なのでキャスティングを考えてみました。
朽木は大沢たかお、楠見は中井貴一、村瀬は佐藤浩市って感じでしょうか。

田畑捜査一課長は伊武雅刀でしょうか、ちょっと年が行き過ぎているかもしれないけど。

すでにドラマ化されているみたいだけど、是非ともこんなキャスティングで
撮り直ししてくれないかなぁ。

さて、恒例の点数は 9点!
すごいお勧めです!

黒い家 - 貴志祐介


何かを見ている時に小説の宣伝?をみて、「第4回日本ホラー小説大賞」というのを見て惹かれて借りてみました。
現実にあるのか分からないけど、でも非常にありそうで怖いって言うのでしょうか。この感覚は。

特に後半に入ってからは読むのが止まらずにずっと読み続けました。ゾクゾクしながらww

最後のビルの中での部分ははちょっと無理があるような気もしましたが、終わり方もある意味すがすがしいというか
起こってしまったこのサイコパス的なことは引き続き起こるのではないかという余韻を残す風といい
非常に気に入った作家さんです。

また近々他の作品も読んでみたいと思いました。
点数は 8.5点!

明日の記憶 - 荻原浩

明日の記憶 (光文社文庫)明日の記憶 (光文社文庫)
(2007/11/08)
荻原 浩

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以前からこの小説自体は知っており、渡辺謙が原作を読んで作品に惚れ込んだという話を聞いたことがあったので読んでみました。
もう始めっからグイグイと小説の世界に引き込まれる、引き込まれる。

アルツハイマーを告知されたシーン
それを元に会社での地位が危うくなるシーン
娘の結婚シーン
陶芸の先生にだまされるシーン

等々胸が一杯になりました。
特に最後のシーンは。。。T_T

久しぶりに小説で泣けてきました。

調べて見ると若年性アルツハイマーは自分の年ぐらいででも発病する可能性があるようです。
もし自分が、相方がそうなった場合にどういう風になるのだろう?
どうやって生活していくのか、もし相方がそうなってしまった場合今まで通りに出来るのだろうか。。。

非常に深く考えさせられました。

13階段 - 高野 和明

13階段 (講談社文庫)13階段 (講談社文庫)
(2004/08)
高野 和明

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元受刑者が元刑務官と共にとある死刑囚の冤罪を晴らすための調査を開始するという
ストーリーでした。
「冤罪」って言う言葉はニュースなどで見るけど、なんだか改めてその恐ろしさを
実感したような気がしました。

もしやってもいない容疑で有罪になったら、そのときの記憶が無いことには
自分のことを擁護も出来ないわけだし。

あと死刑執行が命令されるまでにどういう人が関わっていて、各自いろいろな苦悩があるんだろうなぁとしみじみ感じてます。
世の中の知らない裏を見たって感じもしました。

そんなわけで 90点ってところです。

ここ最近はヒットの小説が続いていてうれしいです!(^^)
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